2012年12月27日木曜日

24年度「災害時語学サポーター養成講座」WEB講義-在住外国人を知る①-

年内に更新する時間が出来ましたので、前回の続きを書きたいと思います。

ラジオ局での外国語災害放送訓練
今回の講座のテーマの1つである「在住外国人を知る」について書く前に、皆さんの在住外国人に対するイメージをお聞きしたいと思います。

皆さんはどのような在住外国人をまず思い浮かべますか?

あなたがもし大学生なら同じ大学に通う留学生を思い浮かべるかもしれません。さっきまでテレビを見ていたあなたはテレビに出ていた外国人芸能人を思い浮かべるかもしれません。

在住外国人と一言で言っても、皆それぞれの頭に持っているイメージが違います。

ここからは皆さんが持っている在住外国人のイメージを統一したいと思います。






「高知県内の在住外国人」
高知県内には約3,500人の外国人が住んでいます。この3,500人の数字がどこから来るかというと、高知県が市町村に問い合わせて収集した数字です。

2012年7月8日までは90日以上日本に滞在する外国人はその居住する市町村に外国人登録をしなければなりませんでしたが、現在の法律では日本人と同じく住民登録するように制度が改められました。

それでは、この改正で何が大きく変わったかというと、外国人も世帯単位で把握できるようになったということと、その結果、在住外国人に対する市町村の各種行政サービスの提供(義務の履行請求も含め)が以前よりも円滑にできるようになったということです。

例えば、日本人夫と一緒に暮らしている外国人妻も、自己を含めた世帯全員が記載されている住民票を発行してもらうよう市町村に請求することができます。

こうした正規に市町村に住民登録をしている外国人の数が3,500人です。私がこれから高知県内の在住外国人と言う時、このことを思い出していただければと思います。
※非正規外国人や短期滞在外国人の存在は、ここではとりあえず無視して記述を進めます。

「在留資格」
皆さんはこの言葉を見聞きしたことはありますでしょうか?「就労ビザ」とか「就学ビザ」という言葉はどうですか?

実は、巷で「就労ビザ」とか「就学ビザ」と言われている言葉は、正式には「在留資格」と呼ばれます。

「在留資格」は簡単に言えば外国人が日本に適法に住むために必要な資格です。目的や属性で区分され27の種類があります。

さきほどの「就労ビザ」に当たる在留資格は「外交」や「公用」を除くと14種類あります。日本で適法に働くことのできる在留資格です。「就学ビザ」は「留学」という在留資格に当たります。

各種類についてここで1つ1つ説明をするのは避けます。もし、興味があれば、入国管理局の下記のWEBサイトをご覧ください。
http://www.immi-moj.go.jp/tetuduki/kanri/qaq5.html

高知県内の在住外国人も何かしらの在留資格を持っています。この在留資格についても高知県が市町村に問い合わせて収集した資料が下記のWEBサイトに載っています。
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/140201/h23-gaikokujintouroku.html

一覧表を見れば分かると思いますが、上位5番まで挙げると以下のとおりです。( )内は人数。
①永住者(789人)
②技能実習(653人)
③留学(569人)
④特別永住者(543人)
⑤日本人の配偶者等(366人)

今後詳しく説明しますが、この「在留資格」の理解が在住外国人の震災対策を進める上で極めて重要です。

次回のブログでは高知県内の在住外国人の出身国籍について書いてみたいと思います。

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